失恋をした30才。子供が欲しかった私と欲しくなかった彼の話

私はこの前付き合っていた方とお別れをした。

30歳の私と付き合っている彼と、一緒に住もうという話もでていたので

結婚目前だと勝手に思っていた。

 

居心地がよくて自分を飾らずにいれる存在だった。

私が何かをしたい!といえば、いつも肯定してくれたり応援したりしてくれる、とても好きな人だった。

 

けれどもお別れをしてしまった。

 

事の発端は私と彼の結婚後の価値観の違い。

わたしは元々とても子供が好きで、保育士になる夢も考えたくらい子供が好きだった。

 

打って変わって彼は好きではなかったそうだ。

 

ある時、子供が好き?と聞いたとき、あまりいい印象を持っていないような返答がかえってきたけれど、それほど、深く考えていなかった。

 

ある日。

親戚に子供が生まれるので「私もはやく子供産みたい!!」という話をした。

 

すると彼から「おれ、子供ほしくないよ」

と困り顔で言われてしまった。

 

子供が欲しくない。

 

それは3つの選択肢を意味する。

 

①仮にずっと一緒に入れたとしても、子供を持たないという選択肢

②子供を優先して他の人と結婚する選択肢

③彼を説得して子供を持つ未来へ誘導する選択肢

 

その3択しかない将来を意味する発言だった。

 

わたしは、彼の性格上、一度決めたことは揺らがないタチだとわかっていたので、③の誘導する未来の可能性は少ないと思った。

 

なので、別れるか子供を諦めるかどちらかの1択。

 

 

わたしは「子供ほしくないよ」発言を聞いてからしばらく落ち込んで泣くほど沈み仕事も手につかなかった。

 

子供がいない未来も考えた。

お別れして他の人と付き合うイメージもできないけど頑張った。

 

混乱していろいろ調べたが、そもそも子供に興味のない人を、興味を持たせようとすることなんて、自分が全く、興味のないこと(例:昆虫・車・アニメ・・等)を無理に好きになってといっているくらい難しいことで、そう簡単に直せるような価値観ではない事がわかった。

 

そして、わたしはいろいろ考えたが「やっぱり子供が欲しい!」と彼に伝えた。

彼が「子供ほしくない」と伝えてくれた勇気と同じくらい、わたしも「子供を欲しい」という気持ちはきちんと伝えなければと思った。

 

彼は、そもそも子供を欲しいと思った事もないし、興味もない、ただそれだけのことだったがそれがどれほど二人にとって大きい問題だったかが身に染みた。

 

彼は転職を考えていたこともあり、生活がしっかりして、子供を養えるくらいの生活力をつけようと行動に移してくれたが、10日ほどして、

「いろいろ考えたけど、K子の未来を考えてお別れした方がいい、幸せになってほしいから」

という別れの言葉がきた。

 

彼は、私と子供を持つ未来より、子供を持たない選択肢を選んだ。

 

これはもう仕方ないこと。

そして、わたしと彼はお別れをした。

 

いくら考えても戻らないし、このお別れが一番いい未来に繋がる、わかっているが、どうしても悲しくてつらい。この気持ちを消化したくて、ブログに書いた。

 

いつか、この未来を選んだことを私も彼も笑顔で受け入れる事ができたらいいなあと思います。